Tuesday, January 17, 2006

電動歯ブラシPRINIA(プリニア)

電動歯ブラシ、いままでに自分もいくつかのものを試してみましたが、このところ気に入っている一つを紹介。この歯ブラシは音波歯ブラシというもので、ブラシの毛が細かく振動するものです。いままでも他社で超音波歯ブラシとか同じようなものが発売されており、夜のテレビショッピングなどで紹介されていました。ただそれらは意外に重量が重く持っていると疲れてしまうものもありました。このプリニアは持った感じも軽く、振動の程度も3段階に調節できることや、毛先の細いブラシがパッケージの中に付いており、よくまとまった商品だと思います。

ただ、電動歯ブラシは購入して箱を開け、手に持ってスイッチを押すと難しい操作もなく動くことから、ついつい梱包されている使い方のリーフレットを読まないことが多いようです。各社とも使い方や歯周病の予防について、丁寧に説明してあるのにもったいないことです。正しい使い方をすれば、このプリニアなどはとても推薦できる商品です。使い心地は適度な歯肉の刺激が快適なことと、磨き終わった後、歯がツルツルするような感じが使って頂いた多くの方の感想です。

Wednesday, November 23, 2005

心は目に、気持ちは言葉に

先日、航空会社に勤務している高校時代の同級生の話を聞くことができました。彼女はフライトアテンダントを経て、かれこれもう30年のキャリアの持ち主。サ−ビスやホスピタリティ−についてキャリアを積んできた事もあり、話の中に自分や自分のスタッフがついつい陥りがちな慢心や、何気なく使った言葉や態度が、唯でさえ負のイメ−ジを抱いて訪れた患者さんにいっそうのストレスを与えていることをあらためて知りました。

話の中で、ホスピタリティーとは、思いやり、もてなし、他人へのやさしさなどを意味し、一人一人の個を尊重し相手の立場を考え、相手の痛みを感じ取れる心の在り方ではないかという意見でした。全くその通りだと思います。
そして人が初対面で相手に対して抱くイメージは10秒以内に決まってしまうことや、言葉そのものより態度、立ち振る舞い、話す語調などが相手に与える印象を大きく左右することを聞きました。

いくらきれいな言葉で応対しても心や態度が伴っていなければ何の価値もないことは当然ですが、彼女の言う、「相手の視線に立つ」ということは同時に何人もの患者さんを治療していると、その忙しさについついおろそかになりがちで、知らない間に相手に不快な感情を抱かせてしまっていたかも知れません。

最後に彼女は「心は目に気持ちは言葉となって現れる」とおしえてくれましたが、自分のような医療の仕事をしている者には今一度考えさせられる言葉だったことと、大いに反省させられました。・・・友人とはありがたいものです。

Wednesday, November 16, 2005

抜けた乳歯

生え変わりの乳歯を記念にとっておくボックスを、Tooth Fairy Boxといって欧米ではポピュラーな習慣であることを以前書きました。自分が趣味で蒐集しているものは、診療室を訪れた子供が、抜いた乳歯を持って帰る時に渡すには高すぎるので、プラスティック製の小さなケースに乳歯を入れて、持って行くことができるようにしています。

大人でも歯を抜くのは嫌なものですが、子供ならなおさら。で、この小さなケースを見せては、「これに取った歯を入れてあげるから」とかなんとか言いながら・・・・。でも基本的に問題のない乳歯は抜かないことにしています。自然に生え変わるものならそれが一番良いことだからです。よく、生え代わりの時、乳歯の後ろから永久歯が生えてきたので抜いて欲しい、といわれるお母さんがおみえになりますが、よく考えてみると乳歯が抜けないから悪い、と最初から決めつけては乳歯がかわいそうです。たいていの場合、永久歯の生える位置が悪く乳歯が押し出されないまま、居残っていることが多いものです。

Thursday, July 14, 2005

CNN Reportから

今日、アメリカCNNのニュースを見ていたら、アメリカの炭酸飲料の消費についての報告がありました。それによると、近年アメリカ国内で炭酸飲料の消費が非常に伸びており特に若年者の消費が多いと言うことでした。13歳の子供で平均男の子が一日3本、女の子で2本の炭酸飲料を消費している計算になるそうで、とても驚きです。まぁ、ビールをワンケース一晩で飲みきってしまうカナダ人を知っている自分からすれば、その量は「彼らならありえる」と思うのですが、それにしてもです。

レポートの続きでは、350ccの炭酸飲料にはティースプーンにして約8.5杯分の砂糖が含まれているそうなので、若年者の糖尿病の原因になりかねないとしていました。確かに、コーラなどの炭酸飲料は、振って炭酸を抜いてしまうととても甘くて飲めたものではありません。糖尿病もさることながらこれだけ砂糖を摂取すれば、虫歯になりやすいことは明白です。それでも不思議なことに日本に比べアメリカは砂糖の消費量で3倍も消費しているにもかかわらず、虫歯が1/3しかないのは何故でしょう?

アメリカをはじめ先進諸国では上水道のフッ素添加が常識的に行われていますし、100%の歯磨き剤にフッ素が添加されています。日本では歯磨き剤にフッ素が添加され始めたのは十数年前からだと記憶しています。砂糖に代わるキシリトールなどの代用甘味料も最近になって一般化したほどで、やはり立ち遅れているとしか言えません。もちろん虫歯は色々な原因が絡み合って起こる疾患なので原因を一つに決めつけることは危険ですが、少なくとも砂糖の消費量だけでないことは確かで、まだまだ遅れている日本の虫歯予防の現状を改善するには、啓発活動を含め歯科医のなさなくてはならない役割はまだまだ残っていると思います。

虫歯の原因やキシリトールについて「歯科衛生士のひとくちメモ」にもすこしづつ記事を書いていきますので参考にしてください。

Wednesday, June 15, 2005

診療閑話

20年以上も開業していると、かつてはそれこそ赤ん坊だった子供がもうすっかり大きくなって、男の子はヒゲなどを生やして、女の子は自分が母親になって赤ちゃんを連れて診療室を訪れるようになリました。自分だけはまだまだだと思っていたものの、現実は何だか知らないうちに歳をとってしまったなと感慨深いものがあります。それでもこんなに永く自分の診療室に来てくださるのは、今まで自分のやってきたことが悪くはなかったのだなぁと思います。開業したばかりのころを色々思い出すと、生意気で(今でもかも)今思い出すと恥ずかしいことばかりですが、少なくともこうして受け入れてくれていた子供たちがいたことは、ほんの少し自慢にも思います。小児歯科の醍醐味というべきか、一人の人間が成長していく様子をこうして自分の診療室でつぶさに見て感じることができることに今は感謝しています。

Sunday, May 29, 2005

新しく歯科衛生士2名を迎えました

歯科衛生士2名を新しくスタッフに迎え入れることになりました。私たち歯科医の仕事は、いくら偉そうなことを言っても、一人でできるものではありません。彼女たちの協力なくして全く成り立たないのです。新しいスタッフが自分の診療室で本当に能力を発揮できるかは、まだまだ未知のことですが、今後色々と経験や研鑽を積んでナベタ歯科医院の「顔」になってくれることを期待しています。小さな診療所では大抵院長がお山の大将で、ワガママになってついつい自分を見失いがちです。仕事中はスタッフにあれこれ小言や、偉そうなことを言っていますが、時々自分を戒めては、心の中で両手を合わせて拝みながらスタッフに感謝しているんです。内緒ですけどね。

Wednesday, April 20, 2005

リンクを追加しました

marina♪さんのブログ・サイトMarina's Kitchen♪を追加しました。健康に留意した愛情のこもった手料理の数々を紹介。毎日のそのレシピには圧巻!。ほのぼのとした暖かさは、marina♪さんの人となりが伺える優しいブログ・サイトです。

Tuesday, April 19, 2005

感謝される喜び

一年がかりでようやくインプラントの治療が終わった患者さんに「本当にありがとうございました」と満身の笑みで言われ、自分も心から患者さんとともに喜ぶことができました。こんなとき、自分にこの仕事が与えられたことを嬉しく思います。どのような職についても、人から感謝されることほど嬉しく励みになることはありません。特に歯科医はその仕事が患者さんの体にずっと残っていきますから、些細なこともおろそかにできず、常に仕事中緊張を強いられます。それでもこうして患者さんから感謝されると自分の仕事が報われた気持ちで本当に嬉しいものです。

Tuesday, March 29, 2005

古代ハワイの歯磨き

Hawaii tradirional tooth care

(ハワイの博物館で見てきました)ハワイの人達は、かつては草の茎や葦(アシ)を使ったり、サトウキビの髄(ズイ)を噛んだりして歯の掃除をしていたようです。また砕いた木炭や塩、軽石なども併せて使って歯磨きをしていたのですね。爪楊枝(つまようじ)は骨や木を裂いたものでした。今を思うと、材料こそ違いますが、同じようなことをしていたのです。歯ブラシはかつての日本でも木を裂いてブラシのようにしたものを使っていましたし、現代でも塩入りの歯磨き剤があることを思うととても興味深いですね。 つたない私の英語力ゆえ、誤解があるといけませんので原文を載せておきます。

Teeth were cleaned with grass stems and reeds, or by chewing the pith of sugar cane. Toothpicks were splinters of bone or wood.
Hawaiians polished their teeth with powders made from crushed charcoal, salt or fine pumice.

指しゃぶりのこと(アメリカ事情)

アメリカでは、子供が指しゃぶりを始めてしまう前や、指しゃぶりをし始めたら、おしゃぶりを与えます。(指しゃぶりを始めた一週間くらいの間に与えないといけませんが)そして、3歳くらいになったら、”あなたはもう大きい子になったのだからこれは止めなさい”とおしゃぶりを取り上げます。その後は子供が欲求不満にならないよう、子供とのスキンシップを図ります。アメリカでは日常的に軽く抱き合うハグをする習慣がありますので、子供を抱き寂しくないようにします。日本の日常習慣とは違いますから、これがベストな方法とは言えませんが、試してみるのもよいかと思います。

指しゃぶりのこと(発想の転換)

子供たちはそれこそ赤ちゃんのころ、ただそこにいるだけで、何をしても「かわいい!」と言われてきたわけです、でも年齢が上がるにつれ、大人から「あれはダメ、これは危ないから止めなさい」などとネガティブなことばかりが増えていきます。指しゃぶりもそんな日常の「ダメ」の一つに過ぎないことになっていませんか。発想の転換をして、子供が本当にこれはしてはいけないんだ、ということをわからせた上で、指しゃぶりを見逃してあげて、悪いことを注意するばかりでなく、していない時を褒めるという発想の転換は如何でしょうか。

指しゃぶりのこと(いつやめさせるか)

最初から結論を言うと、3歳にはやめさせたいですね。3歳くらいになると、もう大人の言うことは十分理解できますから、この時期に「あなたはもう大きいんだからやめなさい」とはっきり言うべきだと思います。それまでの過程にもよりますが、やめるように普段から言い続けてきたりしているのであれば、少し語調を強く子供が本当に悪いことなんだと理解させなくてはなりません。すこし子供がびっくりするくらいでもよいかと思います。子供がすこし泣きそうになっても、あとのフォローを気をつけて行えば大丈夫です。というよりもこのフォローが一番大切な要点だとも言えます。こどもは一度叱られたくらいでは、指しゃぶりをなかなかやめることはできませんから、きっとまたしてしまいます。でもこのときは見逃してあげてください。そしてもっとも大切なことは、子供が指しゃぶりをしていない時をワザワザ見付けて、呼び寄せ、子供の体を抱きながら「いま、指しゃぶりをしていなかったねぇ、おりこうさんね」と少し過剰に褒めることです。子供だって褒められてうれしいわけがありません。・・・つづく

指しゃぶりのこと(どうなるのか)

指しゃぶりは歯並びによくないことは前述した通りですが、ご父兄の方もぼんやりとそれがやってはいけないこととわかっているものの、何故と言われるとはっきりしないのではないでしょうか。ではどのような害がでるのでしょうか。指をしゃぶることによって上アゴは前の方に引っ張られ、正常なアゴの形(アーチ)にならず、V字型になってしまいます。もうすこし簡単に表現すると出っ歯で、前歯の上下がかみ合わない(開口と言います)になってしまいます。この開口状態になると、物を飲み込む動作(嚥下:えんげ)がうまくできません。つまり舌を上手く使って物を飲み込むことができなくなってしまうため、アゴの発育にも大きく影響してしまいます。このようなお子さんは大抵食事をすることが遅いことや、ビスケットなどの粉っぽい食品を食べることが苦手だったり、液体を飲み込むことが下手なことが多いようです。・・・つづく

歯科検診での思い

公共の2歳児など、歯科検診に年に何度か出向しますが、おかあさん方のお尋ねで多いのは、「歯磨きを嫌がってやらせてくれないのでどうしたら良いのか」、と「指しゃぶりをどうしたらいいのか」というものです。歯磨きのことはまたの機会にして、問題の指しゃぶりです。指しゃぶりなどの悪い習癖(くせ)は将来の歯並びに大きく影響します。それでも、いままで具体的なアドバイスが歯科医の方からあまりなされてこなかったように思います。それは歯科医の問題でもあるわけですが、指しゃぶりは歯並びに悪いとわかっていても、お母さんに「なるべくやめさせるようにしましょうね」などと問題の解決にもならない回答をしてきたように思います。おかあさんはやめさせたいと思っているのに、具体的にどうしたら良いのか尋ねても、これでは歯科医はプロとしての役割を果たせていません。素人が「やめさせたほうがいいんじゃぁない」と言っているのとなんらかわりがないように思います。「指しゃぶり」については、以前の記事に書きましたが、幼児の検診に赴いた時にもう少しお母様方に親切なアドバイスはできなものかと思い直し、以前の記事を再考して載せることにしました。では、この「指しゃぶり」どうしたら良いのでしょうか。・・・つづく

Sunday, March 27, 2005

ドラッグストア(Dental Care)コーナー#2

Drug store mousel rince

歯磨き剤だけではありません、ドラッグストアの洗口剤(せんこうざい:デンタル・リンス)も大きなボトルが所狭しと並べられています。とにもかくにも、アメリカの人達はヒステリックなまでに、お口のキレイさに拘るように思います。それなのに、日本人なら匂いを気にして控えてしまうかもしれない、結構ニンニクの入った料理を平気で食べたりもします。感覚の違いだろうか・・・・?

ドラッグストア(Dental Care)コーナー

Drug store tooth paste

アメリカのドラッグストアで見かけたDental Careのコーナーは日本に比べかなり広い面積を確保しています。やはりアメリカの人達は歯磨き好きです。同じものがわんさかと並べてあるところは、アメリカ的と言うべきか、敷地が広いせいでしょうか、それにしても他の物品に比べやはり歯に関する品数と売り場面積は大きいです。ご存知のコルゲートやクレスト等の安価なものはこれでもかと言うくらい目に付く所に置いてあります。チョット高級なレンブラントは一番上の棚に、OTCと呼ばれるホワイトニング用品などと並べて陳列してあります。歯のホワイトニングに関して、はるかに日本より関心が高いので色々な物が売られています。試しに購入してきたものもありますので、随時紹介していこうと思います。