歯ぎしりの対処

歯の食いしばり、歯ぎしり、実は私自身がそうなのです。夜中に歯を食いしばって目が覚めることもあります。こんな時は必ずかみしめていた前歯が浮いて動揺し、咬み合わせると痛いのです。車を運転していても、ふと思うと、結構歯を食いしばって運転していることがあります。普段の生活でも意外に歯を食いしばってしまっていることがよくあるものです。ゆったり暮らすことがよいのでしょうが、隠居生活ではあるまいし、なかなかそうにも行きません。それでも歯の食いしばりを少し意識して和らげるよう心がけることは、必要ですし効果的です。私たち歯科医がお手伝いできるのは、夜、寝ているときに無意識に強く噛みしめないように、
ナイトガードという柔らかい樹脂製のマウスピースのような装置を作って、ショックを緩和してあげることです。そして歯科的なことも含め色々な面からカウンセリングをして原因を探り改善していく様にしています。
歯ぎしり(歯の食いしばり)をしていませんか?
ストレスフルな現代人の象徴なのでしょうか、歯ぎしり、特に歯の食いしばりを強くされている方を多く見かけます。ほとんど全てのかたは自覚をされていませんし、歯ぎしりをしていますね、などと不用意にお話をすると、かえって不快に思われてしまいます。何か行儀の悪いことをしている様に言われたと思われるのでしょうか。私には全くそんな気持ちはないのですけれど・・・・。でも手鏡を持って頂いて、歯のすり減っているところ確認してもらいったり、レントゲンで説明したり、音をさせなくても強く食いしばることがあることなど、その害についてお話をします。歯と歯茎の境目がしみたりする知覚過敏症も、実は歯の食いしばり、歯ぎしりから起こることが結構多いのです。成人ならば、奥歯で咬む力はほぼ自分の体重にも匹敵すると言われていますから相当な物です。その力で、歯と歯茎の境目の歯が欠ける(チップ)してしまうのです。いままで、ただ単に歯磨きの仕方が悪いとか、磨き過ぎで歯がすり減ってしみているのだ言われてきた方には不思議かもしれませんね。食いしばりがひどくなると、歯も動揺して浮いた感じになり、上下の歯が当たっただけで響いて痛みが出たりします。早く処置をした方がいいですね。
知覚過敏症に最適な歯磨き剤

歯の知覚過敏症に効果的な歯磨き剤として、市販品ではシュミテクトがよく知られていますが、私の医院ではバトラーのセンシティブをお勧めしています。このセンシティブは知覚過敏を防止する薬剤(硝酸カリウム)が、少し多めに配合されているので、効果がより期待できるからです。昨日、知覚過敏の患者さんがお見えになったとき、たまたまシュミテクトのサンプルがありましたので、どうぞどうぞお使いください、タダですし、気にされずともよいですよ。また感想をお聞かせください。と言うことになりました。そこからです、箱の裏側を見ると、発売元・・・アース製薬・・・彼はすかさず、ん〜ん、俺は虫か!・・・どう答えてよいのか困ったあげく、虫歯にも効きますから〜。
とある日の出来事
ずいぶん前の話ですが、ある日兄弟が診療室にやってきたときのことです。治療の順番を待っている時に、なにやら二人でごそごそと話していました。すると弟がトコトコと私の所にやってきて、ねぇ、”先生はお嫁さんがいないの?” えっ?突然何を言い出すかと思ったら、私の急所に一撃ですか。このませたおぼっちゃまはなんてことを聞くのでしょうか、人の一番弱いところを・・・。でもそこは大人ですから、笑顔で、居ないのよ〜と答えると、おぼっちゃまは”ふぅ〜ん”と言って姉の所へ戻って、また何か話しているではありませんか。どれどれ、耳をそばだてて聞いてみると、”おねぇちゃん、先生はお嫁さんいないみたい、ねぇ、なんでなの?” 姉曰く”知らなぁ〜い、お金がないんじゃなぁい、たぶん” 弟は ”そうなの、貧乏なんだね、かわいそう〜” おいおい!勝手に決めつけるな。そこのマセたお嬢ちゃんとおぼっちゃま!。(注)おぼっちゃまとお嬢ちゃんを心の中で小悪魔と読み替えて頂くと、私の心境がおわかり頂けると思います。
ガマンの小児歯科
子供の治療は、どなたも想像できると思いますが、それはもう大変です。泣くわ、騒ぐわ、暴れるし、おまけにチビっちゃうこともあれば。咬まれる、蹴られて青アザができるなんてこともありました。治療の腹いせに、テーブルの上の機材をぜ〜んぶひっくり返していく悪質なのも。正直私も人間ですから、できりゃ、仕返ししてやりたい気分にもなります。でもね、ガマン、ガマン。子供は泣くのが商売だから・・・。その分はスタッフをいじめて憂さを晴らすのでした・・・。
この頃思うこと
最近切々と思うことがあります。ああ歳を取ったなぁ〜と。大学病院から岡崎に戻ってきたのが83年だから、かれこれ開業して21年、専門だった小児歯科医として開業したのですが、この近年、出生率の低下と専門医の優位性が薄れて、子供の患者さんがずいぶん減りました。そえでも悲観的でないことは、20年前からずっと通ってきてくれる患者さんがいること、地方の大学に行っていて再び岡崎に戻り、また顔を見せてくれる子供(いや、もうすっかりヒゲを生やして大人ですが)や、かつて幼稚園児だった女の子は結婚して、子供も生まれ、その子をまた検診に連れてきてくれる。そのような診療室になっていきました。そんなことを思うと、歳もとってしまったけれど、今まで自分がやってきたことが、すこしでも受け入れられていたことを、とてもうれしく思います。